気がつくと私は、コンサート会場にいた。
ずっと推してきたグループのうち2人だけのコンサート。
私は中学から仲の良い友人2人と来ていて、鑑賞後、会場を後にする。
学校の大きな講堂に毛が生えたくらいの会場。
気がつくと、観客たちはほぼはけていて、ロビーの様なところには、私たちと数名の観客だけになってきた。
そのうちの1人が、私たち3人に着いてくる。強めの推しコスチュームで来ている人だ。なんだか気持ちが良くなくて、距離を置いていた。
その会場があるのはディズニーランドの新しくできた支店?の中だった。でも、実際は場末の遊園地で、ボーリングや、バスケットボールゲームなどが、ゲームセンターみたいなところに置いてある。床がベタベタしていて、掃除も行き届いていないようだった。
「写真を撮りますよ?」と、キャストに声をかけられて3人並ぶと、先ほど着いて来た人もちゃっかり入っている。
明らかに顔を顰めると、友人のうち1人が、私は意地が悪いと言う。
そうしたら、周りにいた人たちもわらわらと写真に入ってくる。客もキャストも。結局10人くらいになって写真を撮ってもらった。
悲しい気持ちになったけれど、取り乱したり怒ったりはしたくなくて、トイレに向かって駆け出した。友人たちは「そう言うところも良くないよー」と言いながら駆けておいかけてくる。
電話が鳴る。トイレに行きたいのに。
私は3人の写真が欲しかっただけなのに…。
そんな夢から今朝、私は目覚めた。
なんだか久々に後味の悪い夢。でも、人生ってこんな感じかな、とも思った。
ディズニーランドって呼ばれているものが、本当はそうじゃなかったり、大切な人に何だかわかってもらえなかったりするところがなんとなく。でも、こんな私でも追いかけてきてくれてよかった。